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幸いなことに、太平洋には重要な毒ヒトデは一種類しかいない。
多数のとげを持つオニヒトデ(学名Acanthaster planci)である。
オニヒトデの表皮には毒腺があり、そこに触れると毒が放出される。
毒ヒトデによる皮膚損傷の徴候:接触した場所の疼痛・発赤(紅斑)、局所腫脹(浮腫)
全身症状:嘔気、おう吐、しびれ、麻痺
治療
特異的な解毒法は全くない。そのため、治療は主に支持療法である。
- 海水で患部を徹底的にすすぐ。
- 酢を含ませたガーゼで湿布する(15分間)。
もしも酢がなければ、自分自身(または、他の誰か、望ましくは男性)の尿でも
代用は可能である。尿は酢とほぼ同じくらいの酸性である。
- 研磨布ではない布で皮膚を軽くたたき、乾燥させる。
- 炎症と膨張が残っているなら、3-4日間市販のステロイドクリーム
(0.5%hydrocortisone含有)を使用する。
(訳者注:本邦で強力なステロイドクリームを入手・使用する場合には
専門の医療機関受診が推奨される。)
- 徴候が持続しているか、または全身症状(嘔気、おう吐、しびれまたは麻痺)が
見られる場合、至急、医療機関を受診する。
- ヒトデ刺傷の既往がある場合、全身症状のリスクはより大きなものになる。
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